タイトル長っ・・・
内容はありきたりなインターネット批判、web2.0批判。
アマチュア礼賛カルト(the cult of the amature)がいままでプロ(学者、ジャーナリスト、音楽家、映画監督など)の領分を侵して、われわれが受け取る情報が信頼性・正確性を損なっているということを延々と述べている。
でもそういう領域のプロって、医者みたいに資格があるわけでもないではないですか。プロとして呼ばれるからプロなのであって、ここからがアマチュア、ここからがプロだという切り分けがしにくい。つまりアマチュアが才能があり努力すればプロとして認められ、プロも努力しないとアマチュアに転落する。web2.0的なシステムはそうした努力、才能に時代に即して報いていける点でおおむね善であるのではないでしょうか。
とはいえweb2.0的なシステムにも問題があって、一点は創造のコストを誰が負担するのか、もう一点が膨大な情報の海に埋もれて本当に必要な情報が得られなくなるという点。
誰かがプロになるためのコストを負担しなければいけないというのも確かであって、そのコストをどうやって社会が負担していく仕組みを作るかは重要な課題となるのでしょう。
膨大な情報から必要な情報を得るという点は、googleなど検索エンジンやエージェントの技術革新でどうにかなるのかもしれないですが、行き過ぎれば行き過ぎたで好む情報しか手に入らなくなりサンスティーンの言うとおり民主主義への脅威となるのでしょうが。
インターネット批判の部分はまあ当たり前の話で行き過ぎた自由、無条件の自由はインターネット上でも害悪であるというだけのこと。無条件の自由が問題なのは金融の分野で今の株価を見れば身にしみますね。
まあとりあえず、新聞業界が不況である原因をcraigslistにもとめるのはちょっと違うんではないかと思った本でした。
おしまい。
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